ARTISTS

安田悠

初期作品で見られた日常の景観や具象的に描かれた風景は徐々に抽象度を増していき、陽炎のような色彩の集合体でありながら何処ともいえない風景が広がる安田特有のスタイルが確立されてきた。作家活動開始当初から心象風景や幻想的と形容されてきたその世界は、ある特定のイメージを描き出すというよりは、絵具が生み出していく偶然性と必然性に独自の感性で向き合うことで現れてきている。とくに近年は、色彩や色の形態を探求する形で制作が始まり、その結果として作品としてなりえる瞬間を探るように制作が進められている。

1982年香川県生まれ。2007年武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了。これまでの展示に「VOCA展 2008」(上野の森美術館、東京、2008年)、「Art in an Office」(豊田市美術館、愛知、2011年)、「横浜美術館コレクション 光をめぐる表現」(横浜美術館、横浜、2012年)など。近年は、虎ノ門ヒルズレジデンスのパブリックワークを手がけるなど活動の幅を広げてきている。

WORKS

EXHIBITIONS

NEWS

CV

  • 安田悠
  • 1982

    香川県生まれ

  • 2007

    武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻油絵コース修了

  • 主な個展
  • 2021

    「たゆたうままに時間の中で」ユカ・ツルノ・ギャラリー、東京

  • 2018

    「Attaining Shape」ユカ・ツルノ・ギャラリー、東京

  • 2014

    「Between」YUKA TSURUNO Gallery、東京

  • 2010

    「面影の向こう側」YUKA CONTEMPORARY、東京

  • 2008

    「TOKYO WONDER WALL都庁2007 境界でゆれる」東京都庁、東京
    「TWS –EMERGING 2008」トーキョーワンダーサイト本郷、東京

  • 2007

    「個展」GALLERY b. TOKYO、東京

  • 主なグループ展
  • 2015

    「Oil on canvs」YUKA TSURUNO Gallery、東京
    「Ideal practices」YUKA TSURUNO Gallery、東京

  • 2013

    「Artists from a.a.t.m. 2007」行幸地下ギャラリー 、東京

  • 2012

    「横浜美術館コレクション 光をめぐる表現」横浜美術館、横浜
    「Painting Never Dies」YUKA TSURUNO、東京
    「RYUGU IS OVER!! ー竜宮美術旅館は終わります」竜宮美術旅館、横浜

  • 2011

    「Art in an Office」豊田市美術館、愛知
    「Feel the rhythm, Color me bright, Everyday is a carnival」YUKA CONTEMPORARY、東京

  • 2010

    「トーキョーワンダーウォール10周年展」東京都現代美術館、東京

  • 2009

    「WORM HOLE episode 12」magical ARTROOM、東京

  • 2008

    「VOCA展 2008」上野の森美術館、東京
    「If you’re happy, clap your hands –Japanese artists born in 80’」Andrew James Art、上海
    「ゼロの庭」MA2 Gallery、恵比寿
    「トヨタアートコレクション2008」鞍ヶ池アートサロン、愛知

  • 2007

    「ART AWARD TOKYO」行幸地下ギャラリー、東京
    「MOGRA企画展」gallery MOGRA、東京
    「TOKYO WONDER WALL」東京都現代美術館、東京
    「TOKYOEYE 01」DAIMARU TOKYOアートギャラリー、東京

  • 受賞
  • 2008

    「トーキョーワンダーウォール」(受賞)、トーキョーワンダーウォール、東京
    「VOCA 2008」上野の森美術館、東京

  • 2007

    「ART AWARD TOKYO」art award tokyo marunouchi、東京
    「第22回ホルベインスカラシップ奨学生」ホルベイン

  • コレクション
  • 【カタログ】
    飯田志保子、『VOCA 2008』 、上野の森美術館、2008年3月、p. 80

    【関連文献】
    保坂健二郎「評論家が選ぶ新人作家」、『アートコレクター』、2011年4月、p. 19
    「Fantasized Time」(インタビュー)、『TWS 2008年度若手アーティスト・ファイル』、2009年、p. 6 – 9

  • 作家ウェブサイト