ARTISTS

mamoru

近作「あり得た(る)かもしれないその歴史を聴き取ろうとし続けるある種の長い旅路、特に日本人やオランダ人その他もろもろに関して」では17世紀にオランダ人が想像した「日本」と現在の日本を接続した歴史をレクチャーパフォーマンス、映像、テキスト、サウンドなどの作品群によって描き出すことで複数的な歴史の姿を描き出す。他に主なプロジェクトとして、資料リサーチ、インタビュー、フィールドレコーディングや現地でのリスニングなどから過去、現在、未来/架空の「音風景」を書きおこした「THE WAY I HEAR」、身近な物や行為から生まれる微かな音をとりあげた「日常のための練習曲」など。「聴くこと」から知りうるオルタナティブな世界観を拡張し続ける。

1977年大阪生まれ。2001年ニューヨーク市立大学音楽学部卒業、2016年ハーグ王立芸術アカデミー/王立音楽院・大学院マスター・アーティステック・リサーチ修了。平成27年度文化庁新進芸術家海外研修制度研修員。主な展示に「第10回恵比寿映像祭「インヴィジブル」」(東京都写真美術館、東京、2018年)、「他人の時間」(東京都現代美術館、東京、2015年 、Queensland Art Gallery、ブリスベン、2016年)、「MEDIA ART/KITCHEN, SENSORIUM」 (アヤラ美術館、マニラ、2013年)、「虹の彼方 こことどこかをつなぐ、アーティストたちの遊飛行」(府中市美術館、東京、2012年)、「再考現学 / Re-Modernologio」(青森国際芸術センター、青森、2011年)、など。

WORKS

EXHIBITIONS

NEWS

CV

  • mamoru
  • 1977

    大阪生まれ

  • 2001

    ニューヨーク市立大学音楽学部ジャズピアノ科卒業

  • 2016

    マスター・アーティステック・リサーチ(修士課程)卒業、ハーグ王立芸術アカデミー/王立音楽院、オランダ

  • 主な個展
  • 2021

    「私たちはそれらを溶かし地に注ぐ」ユカ・ツルノ・ギャラリー、東京

  • 2017

    「散華 上段- Upper Sange 2017」Yuka Tsuruno Gallery、東京

  • 2016

    「あり得た(る)かもしれないその歴史を聴き取ろうとし続けるある種の長い旅路、特に日本人やオランダ人その他もろもろに関して」Yuka Tsuruno Gallery Viewing Space、東京

  • 2015

    「THE WAY I HEAR / 想像のための幾つかのスコア」3331アーツ千代田、東京(レクチャー・パフォーマンス)

  • 2014

    「風をしるための / 幾つかのパフォーマンスとそのスコア」旧横田病院、鳥取(レクチャーパフォーマンス、展覧会)

  • 2013

    「公開制作 57: 日常のための練習曲 / THE WAY I HEAR」府中市美術館、東京(インスタレーション、パフォーマンス)

  • 2012

    「etude for everyday life」2P Contemporary Art Gallery、香港

  • 2011

    「etude no.39 インスタントヌードル」YUKA CONTEMPORARY、東京

  • 2010

    「オレンジソーダのためのエチュード」YUKA CONTEMPORARY、東京

  • 2009

    「etude no.12 variations」Museum Quartier、ウィーン

  • 2008

    「etude」La Chambre Blanche、ケベック

  • 2007

    「おとづれ」BankART NYK Hall、 横浜(サウンドパフォーマンス)

  • 2006

    「something remain」National Gallery of Armenia、イェレヴァン、アルメニア(サウンドパフォーマンスシリーズ)

  • 2005

    「sound performance」Espace Pier Paolo Pasolini、ヴァロンシエンヌ、フランス

  • 2004

    「more silent」ベルギー・フランドルセンター、大阪(サウンドパフォーマンス)

  • 2003

    「echo – meaning – self」O-gallery Tops、東京

  • 主なグループ展
  • 2020

    「HER/HISTORY」岸和田市立自泉会館、大阪
    「Archives of Salvage Archaeology」国立台湾史前文化博物館、台東

  • 2019

    「Letter. Callus. Post-War.」Galeri Lorong、ジョクジャカルタ、関渡美術館、台北
    「Parallax Trading」das weisse haus、ウィーン
    「Voice and Sound Waves: The Japanese Scene」LE26BY、ブリュッセル
    「MOTコレクション 第3期 いまーかつて 複数のパースペクティブ」東京都現代美術館、東京

  • 2018

    「未来遺阯 – Future Historical Site ART/EXPLORING/HISTORY」、国立台湾史前文化博物館、台湾
    「20th DOMANI・明日展」国立新美術館、東京
    「第10回恵比寿映像祭「インヴィジブル」」、東京都写真美術館、東京

  • 2017

    「Reperformed Stereotypes」iCAN、インドネシア
    「Seeds of Memory: Japanese Artists in Yogyakarta」Langgeng Art Foundation、ジョグジャカルタ
    「BEHIND THE TERRAIN」Nhà Sàn Collective、ハノイ

  • 2016

    「BEHIND THE TERRAIN」Studio Kalahan、ジョグジャカルタ
    「他人の時間」Queensland Art Gellery | Galley of Modern Art、ブリスベン

  • 2015

    「親愛なる寺田先生」高知県立文学館、高知
    「他人の時間」国立国際美術館、大阪(レクチャーパフォーマンス)
    「他人の時間」東京都現代美術館、東京

  • 2014

    「トーキョー・ストーリー2014 第一期」トーキョーワンダーサイト渋谷、東京
    「斎藤裕一 / mamoru 音楽をつかまえて」 藁工ミュージアム、高知

  • 2013

    「MEDIA ART/KITCHEN, SENSORIUM」 アヤラ美術館、マニラ
    「十和田奥入瀬芸術祭 「SURVIVE この惑星の、時間旅行へ」 」十和田湖遊覧船、青森
    「『Blue Valentine』- presented by XYZcollective -」XYZcollective、東京

  • 2012

    「虹の彼方 こことどこかをつなぐ、アーティストたちの遊飛行 」府中市美術館、東京
    「Various Drawings」YUKA TSURUNO、東京
    「Ligeti Quartet x Choi Sai Ho x mamoru」SOUTHSITE、香港(サウンドパフォーマンス)
    「靉嘔 ふたたび虹のかなたに《七つの丘の出来事》」東京都現代美術館、東京(パフォーマーの一人として出演)
    「RYUGU IS OVER!! ー竜宮美術旅館は終わります」竜宮美術旅館、横浜
    「Tokyo Experimental Festival Allnight Finale 3.11から祈り?『 ジョン・ケージ / ソナタとインターリュード』」トーキョーワンダーサイト、東京(サウンドフェスティバル)

  • 2011

    「NOWHERE」国際交流基金ベトナム日本文化交流センター、ハノイ、ベトナム
    「再考現学 / Re-Modernologio」青森国際芸術センター、青森
    「Invisibleness is Visibleness」台北市現代美術館、台北
    「TOKYO STORY 2010」トーキョーワンダーサイト渋谷、東京
    「VIRTUAL EFFECT、Antenna Media Space #2、京都
    「アンサンブル・モデルン&トーキョーワンダーサイト アカデミー『東洋×西洋の新しい伝統へ向けて』」東京ウィメンズプラザホール、東京(パフォーマーの一人として出演)

  • 2010

    「Tokyo Experimental Festival」トーキョーワンダーサイト渋谷、東京(サウンドフェスティバル)

  • 2009

    「10ms / Perspective on microsound」Diapasson Gallery、ニューヨーク
    「Oorverdovend Stil」SCHELTEMA、ライデン(オランダ)(アートフェスティバル)
    「CODED CULTURES」ウィーン近代美術館、ウィーン(アートフェスティバル)
    「to rest」奈義町現代美術館、岡山(コンテンポラリーダンスとのコラボレーション)

  • 2007

    「Fire Squid」デ・ヤング美術館、サンフランシスコ(映像とのコラボレーション)

  • 2006

    「City of London Festival」All Hallows、ロンドン(映像とのコラボレーション)

  • 2003

    「wearing the eyes opened」Avanza、大阪(フェスティバル)

  • 2000

    「happening」James Chapel、ニューヨーク(映像等とのコラボレーション)

  • ワークショップ
  • 2015

    「リッスンー耳で知るー」国立国際美術館、大阪
    「SCHOOL IN PROGRESS」鳥取藝住祭+HOSPITALE PROJECT、鳥取

  • 2012

    「日常のための練習曲」coco laboratory、秋田
    「日常のための練習曲」GREEN、秋田

  • 2011

    「日常のための練習曲、冬の芸術講座『日常の実践ーDIY・編集・ブリコラージュー』」青森公立大学 国際芸術センター青森、青森
    「VIRTUAL EFFECT」Antenna Media Space #2、京都

  • 2009

    「etude」BORG Krems、オーストリア

  • 講義
  • 2016

    「Anthro-film Laboratory 21」国立民族学博物館、大阪

  • 2008

    「Sound Workshop – etude no.7」ロードアイランドデザイン学校、ロードアイランド
    「etude」Laval University、ケベック

  • 2007

    「sound artist mamoru and traditional Japanese music」コロンビア大学、ニューヨーク

  • 2003

    「社会におけるアーティストの責任」佐藤美術館、東京(パネルディスカッション)

  • 受賞
  • 2010

    「Tokyo Experimental Festival」(最優秀賞受賞)、東京

  • 2006

    「Cafe Live Series 2006 Prize」(入賞)、BankART NYK、横浜

  • レジデンス
  • 2018

    「Future Historical Site」National Museum of Prehistory、台湾

  • 2017

    アーカス・プロジェクト「エクスチェンジ・レジデンシー・プログラム」Kuandu Museum of Fine Arts [KdMoFA]、台湾

  • 2015

    文化庁新進芸術家海外派遣員

  • 2010

    「国内クリエイター制作交流プログラム」Tokyo Wonder Site、東京(1年)

  • 2009

    「アーティスト・イン・レジデンス」quartier21、Museum Quartier、ウィーン(1ヶ月)
    「アーティスト・イン・レジデンス」Kunstmeile Krems、クレムス(2ヶ月)

  • 2008

    「アーティスト・イン・レジデンス」La Chambre Blanche、ケベック(6週間)

  • コレクション
  • 東京都現代美術館
    高橋コレクション
    宮津大輔コレクション
    和泉シティプラザ

  • 出版物
  • 「想像のためのスコア バタヴィア1658」、『月刊みんぱく』、国立民族学博物館、2016年10月号、p9
    『庭園美術館へようこそ —旧朝香宮邸をめぐる6つの物語』(共著)河出書房新社、2014年
    『etude for everyday life』YUKA CONTEMPORARY、2011年

  • 文献・掲載誌
  • 【カタログ】
    「旅するリサーチ・ラボラトリー III」(共著)、アーツカウンシル東京、2017
    「旅するリサーチ・ラボラトリー II」(共著)、アーツカウンシル東京、2015
    「他人の時間」東京都現代美術館、2015, p. 78 – 81
    「斎藤裕一 / mamoru 音楽をつかまえて」 藁工ミュージアム、2014
    「旅するリサーチ・ラボラトリー – フィールドワークと表現」(共著)、東京文化発信プロジェクト、2014
    『MEDIA/ ART KITCHEN, The Document』 国際交流基金、2014
    神山亮子「虹の彼方 こことどこかをつなぐ、アーティストたちの遊飛行 」『OVER THE RAINBOW』府中市美術館、2013、p.42 – 50
    服部浩之「価値構造を転換する日常的実践」『再考現学 Re – MODERNOLOGIO』国際芸術センター青森、2012年3月27日、p. 9 – 11
    高橋瑞木「『美しいと言うこと』の自由について」『NOWHERE』国際交流基金ベトナム日本文化交流センター、 2011年10月
    Tanja Elstgeest「sound from everyday object」utopisch nest、SCHELTEMA、2010
    「ETUDE FOR EVERYDAY OBJECTS」CODED CULTURES、2009年5月、p. 36 – 37

    【関連文献】
    町田誠「炭鉱はいま」北海道新聞 空知 朝刊、2013年9月3日、p25
    本江邦夫「Art(連載記事)」中央公論、3月号、2013年、p112
    大西若人「疑い、問うて 残るものは」朝日新聞 夕刊、2013年1月23日
    『TOKYO 美術館2013-2014』エイ出版社、2013年、p.11
    宮津大輔「『聴く』『装う』『読む』再考現学が拓くビジュアル・アートの可能性」『エー・シー・ドゥー No.13』青森公立大学 国際芸術センター青森、2012年3月21日、p. 42 – 44
    服部浩之「アーティストインタヴュー」『エー・シー・ドゥー No.13』青森公立大学 国際芸術センター青森、2012年3月21日、p. 52 – 54
    秋田魁新報、2012年3月14日
    「秋田の老人ホームで「日常の音を聞く」ワークショップ-靴音・沸騰音を楽しむ」秋田経済新聞、2012年3月12日
    「秋田で日常の「音」を楽しむパフォーマンス-高齢者向けワークショップも」秋田経済新聞、2012年3月8日
    武田宙也「アートと生のあわいに」『VIRTUAL EFFECT』(展示用配布物)、Antenna Media Space #2、2011年11月
    服部浩之「アートの現場から」陸奥新報、 2011年9月
    林怡秀「Spotlight ART TAIPEI 2011」、『ARTCO』 (台湾)、2011年8月、p. 162 – 163
    市原尚士「次世代人」、 読売新聞、2011年8月
    大友麻紗子「身近な音に耳傾け新たな価値観発見」東奥日報、2011年3月5日
    川崎昌平 (文) / 長谷川祐子 (監修)「ANA MEETS ART」ANA機内誌『翼の王国』2011年2月号、 p.153
    アメリア・グルーム「clutching at straws and making music」KIRIN Big in Japan!、2010年4月
    宮津大輔「mamoru《オレンジソーダのためのetude》」ARTiT、 2010年3月
    Sébastien Hudon「REVUE 2008」Voir Québec、2008年12月25日
    Sébastien Hudon「Le roi du silence」Voir Québec2008年10月16日
    Nathalie Côté「Tableux sonores」Le Soleil、2008年10月25日

    【映像・テレビ他】
    mamoru「今月の音」(連載記事)、『母の友』福音館書店、2012年4月号 – 2013年3月号
    『朝ラテ』(ラジオ番組)、ABS秋田放送、2012年1月19日
    『It’s my radio』(ラジオ番組)、FM青森、2011年7月20日
    『ラジオあさいちばん アートを探して』NHKラジオ、2011年5月21日
    『It’s my radio』(ラジオ番組)、FM青森、2011年2月22日
    『tom and alex』(ラジオ番組) 、ABC / trippleJ (オーストラリア)、2010年11日15日
    「Spirituelle japanische Musik gemixt mit Elektronik」ORF (オーストリア)、2009年 (ラジオインタビュー)
    「Realist with compound eyes」(テレビ番組・オンライン番組)、NHK ・Gaden.jp、2009年
    「サウンドアーティスト mamoru」(ドキュメンタリー番組)、conecta TV (日本)、2009年
    「quiet in motion」(ラジオ番組)、ckia FM、2008年9月24日
    「etude no.7」(ラジオ番組)、CKLR FM、2008年10月5月
    「etude / Mamoru Okuno」(テレビ番組、ウェブ・ストリーミング)、Télé-Québec、2008年10月20日
    「in-visible-room」 (テレビ番組)、h2 (Inter-News)、アルメニア、2006年
    「POST911TV」、PBA (日本)、2001年

  • 作家ウェブサイト