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[アートフェア]ユカ・ツルノ・ギャラリーはアートフェア東京に参加いたします。
ブース:G067
会期:3月19日 – 3月21日
会場:東京国際フォーラム
出展作家:ホセ・パルラ、カンディダ・ヘーファー
ホセ・パルラ
ホセ・パルラはこれまでも国際社会におけるアイデンティポリティクスや移民問題から生まれる軋轢など、多文化的な状況を生きるパルラ自身がその歴史や記憶、経験を解釈しながら作中へと内包してきました。絵画だけでなく、彫刻、写真、映像など多岐にわたるメディアを用いながら、その一見すると抽象的な作品群は、彼のダンスのような身振りから生み出される独自のカリグラフィーと何層にも重ねられたレイヤーによって一際強い存在感を持っています。戦後絵画の抽象的な伝統を更新しながらも、アーバンリアリズムを継承するパルラの作品に共通するものは、年月とともに蓄積され、生きる人々によって常に表情を変え続ける都市の壁のような性質であり、集合的な記憶のように様々な出来事の痕跡や質感が織り込まれています。
ホセ・パルラは1973年にキューバ人の両親のもとマイアミに生まれ、10歳より絵を描き始める。サバンナ美術大学とニューワールド・スクール・オブ・アーツにて学び、現在はブルックリンを拠点に活動。2015年には、ニューヨークのワン・ワールド・トレード・センターのロビーに記念碑的な壁画『ONE: Union of the Senses』を制作。その他、有名な壁画プロジェクトとしてノースカロライナ州立大学の『Nature of Language』やバークレーセンターの『Diary of Brooklyn』(2013年)などがある。作品は世界各国で展示されており、最近の個展に、ブロンクス美術館(NY)、ハイ美術館(アトランタ)、HOCA Foundation(香港)、SCAD美術館(サバンナ)、Bryce Wolkowitz Gallery(NY)、Ben Brown Fine Arts(ロンドン)、ハバナ・ビエンナーレ(ハバナ)などがある。
カンディダ・ヘーファー
カンディダ・ヘーファーは、ドイツの現代写真を代表するアーティストであり、アンドレアス・グルスキー、トーマス・シュトゥルート、トーマス・ルフらとともに、ベッヒャー派の一人として世界的に知られている写真家です。1973年からデュッセルドルフ美術アカデミーで映画を学んだのち、1976年より同アカデミーでべッヒャー夫妻に師事しています。ヘーファー はまた、トーマス・ルフとともに、ベッヒャー派のなかでもいち早くカラー写真を取り入れたアーティストでもあります。図書館や宮殿、劇場など文化的象徴となる豪奢な建築物から日常的な建物に至るまで様々なな公共的建築の室内空間を撮影した作品で世界的に注目を浴び、2002年にドクメンタ11に参加、2003年にはベネチア・ビエンナーレのドイツ館代表に選ばれました。これまでクンストハレ・バーゼル、クンストハレ・ベルン、フランクフルト現代美術館、ニューヨーク近代美術館、パワープラント美術館(トロント)、ブレゲンツ美術館、ソフィア王妃美術館(マドリード)、ルートヴィヒ美術館(ケルン)など多数の美術館で作品を展示。現在ドイツのケルンに在住。