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-Special Event- 田村友一郎「田村のカーズ・オン・ファイア」

12/21(木) 11:00 – 18:00
12/22(金) 11:00 – 20:00
12/23(土) 11:00 – 18:00
玉蟲色の夢, 2017

“歳も押し迫った2017年12月師走。今年を振り返れば、多くのお金を使い、そして失った。その主たる原因を探れば、車にまつわる出来事に集約される。賞金レースはチキンレースだ。崖めがけて疾走する日産グロリア。アクセルを踏み込んだ右足は、ついぞブレーキにかけられることはなかった。儚くも崖下に散ったグロリア、その栄光。火を吹くグロリア、残ったのは塵と積もった莫大な請求。まさに火の車である。” 田村友一郎

 ユカ・ツルノ・ギャラリーでは、火の車状態にある田村友一郎を迎えて3日間限りの火消しイベントを開催致します。記憶にも新しい日産アートアワード2017、そして小山市立車屋美術館の個展にて発表した栄光にまつわる作品群から日産グロリアの写真作品2点、3月に開催したギャラリーでの個展「G」からメッキ加工されたエアラインのカトラリーなど、目玉商品が数点並びます。
 また、ギャラリーの小スペースでは、タイのBACCバンコクアートカルチャーセンターで発表し、タイ国内で好評を博した作品『玉蟲色の夢 / Midnight Rainbow』が特別展示されます。今後、再展示される予定はありませんので、この機会をお見逃しなく。

 そして、最終日の12/23には、田村本人が2017年を振り返る独演会も催されます。皆様のお越しを期待するとともに火消しへのご協力を是非とも賜りたく存じます。

【田村友一郎独演会】

落語『火の車』12/23(土)17:00 – 18:00
 田村の2017年の仕事を作家自らが一挙に振り返ります。独演会に合わせ、会場にお越しの先着10名様にスカジャンをモチーフとした田村の作品『Hey Daddy, Hey Brother』がメインビジュアルとなったベルリンのHaus der Kulturen der Weltにて開催された展覧会「2 or 3 Tigers」のポスターをサイン入りにてプレゼント致します。

作家プロフィール

1977年富山県生まれ。熱海市在住。日本大学芸術学部写真学科卒業。東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程修了。2012年度文化庁新進芸術家海外派遣制度によりベルリン芸術大学・空間実験研究所に在籍。既にあるイメージや自らが撮影した素材をサンプリングの手法を用いて使用し、独自の関係性を導き出し再構築することで時空を超えた新たな風景や物語を立ち上げる。Google Street Viewのイメージのみで構成されたロードムービー 『NIGHTLESS』で第14回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞受賞(2011年)、同作を第3回恵比寿映像祭(2012年)、第57回オーバーハウゼン国際短編映画祭(ドイツ、2011年)など世界各国で上映。近年の主な展覧会に「試論:栄光と終末、もしくはその週末 / Week End」(小山市立車屋美術館、2017年)、「日産アートアワード2017」(BankART Studio NYK、横浜)、「横浜トリエンナーレ2017 島と星座とガラパゴス」での特別展示、「Festival of Future Nows」(ハンブルガー・バーンホフ現代美術館、ベルリン、2017年)、「2 or 3 Tigers」(Haus der Kulturen der Welt、ベルリン、2017年)、「Mode of Liaison」(BACC バンコクアートカルチャーセンター、2017年)、「BODY/PLAY/POLITICS」(横浜美術館、2016年)、KYOTO EXPERIMENT 2016、「物語りのかたち」(せんだいメディアテーク、2015年)、「メディアシティ・ソウル 2014」(ソウル市立美術館)、「これからの写真」(愛知県美術館、2014年)、「MOTアニュアル 2012:風が吹けば桶屋が儲かる」(東京都現代美術館)など国内外多数。

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